幻惑/秋葉竹
 


からだなんて
ただの入れものだから
だなんて
想っていたときもある

わたしは
こころ
だからと

わたしを
わたしとして
わかっているのは
それは
こころ
だから


からだは
触れれば感じる
世界
との
境界
でしかない


ほんきで
想っていた
ときもある

歴史は
えんえんとつづいて来た
たった今

継続

だから
今までつづいて来たし
だから
これからもつづいてゆく

北から吹く風が

やわらかい皮膚を切るように
とおりすぎてゆく

美しい
三日月のように

それを
感じとったまま

瞳を閉じて
それでもみえるものだけが
だれにも伝えられない
するどい希望だったり
するのかも

眩しさに
泣いたり
してさ






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