饒舌打刻 、アイテール問い掛け/ひだかたけし
見えるもの見尽くしたら
何が観える?何が観えて来る?
何が観えても観えて来ても
もう後戻りなど出来ない
後戻りなどしないと
初めに
夜陰の公団外付け階段七階の
眼下遥かに拡がり凝集する
漆黒の闇を覗き込んで
ええっ?今更ビビってんか!
何でも呑み込む奈落の虚無の
もう人生の当然の前提だから
たっぷり気力を勇気を培い
光の旅路の螺旋を描きつ
無限に拡がり続ける円の
やがて真っ直ぐ伸べられ
上なるもの下なるものへと
下なるもの上なるものへと
来る来る来ると当然陶然 、
肉身の私の意識の奥処
ずんと降りて照明すれば
自分なのに自分では
[次のページ]
戻る 編 削 Point(2)