舞台/後期
と叫んでいるように見えるのだと。私は否定しようとした。しかし、否定すればするほど、私自身がその叫びを最初に聞いた人間であることを認めざるを得なかった
。なぜなら、あの公園に立つ家族たちは、どこにでもいる、ごく平凡な家族だったからだ。もし彼らが不幸に見えるのなら、それは私が、すでに歪んでいるからではないのか。家族たちは、公園の絵のなか誰一人として動かず、逃げもせず、ただこちらを見つめている。その視線は責めているのか、それとも赦しを求めているのか。私は、その答えを出せないまま、彼らの前に立ち尽くしている。判別も付随も可能性も隅にまとめておいて下さい。
「ワタシがシマツイタします」
と、私はワタシに呟いた。
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