ライフ イズ ビューティフル/涙(ルイ)
 
担任がクラス全員に答えさせることがあった
わたしの番になり 答えようとしたところ
まるでわたしが見えていないかのようにスルー
次の子の名前を呼んでいた


勉強はキライじゃなかった
小学校のころは算数が好きだった
読書は苦手だった
冒頭部分を読んだだけで
つまらないと断定してしまう子どもだった
いつだったか 遠足のことを書いた作文が
市の機関紙に載ったことがあった
あんなもののどこがよかったのか 今もって不思議だけれど
誰かに褒めてもらったことなんてなかったので
自分の書いた文章をほめてもらえたことが嬉しかった
このときの出来事がなければ 
わたしはいま 描くこと
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