メモ3(今のこと、音楽、人間のこと)/由比良 倖
 
大な情報の中から適格に選び出せる人や、ある漠然とした問題意識を、整理して、要らないところを切り捨てて、シンプルな問題へと変換させることが出来る人は、社会にとって有用な人で、基本的にそういう人のことを、頭がいい、と言う(と僕は思う)。物事を、有用さという尺度によって選別するか、感情に従って個人的に選別するか、では世界へのアプローチの仕方が異なっているけれど、ひとりの人の感情的で個人的な選択が、社会にとってすごく有用になることもある。自分が好きで作った物や作品が、多くの人の役に立ったり、人を喜ばせたり幸せにしたりする。多分だけど、多くの人は、生活や現実に、そんなに便利さを求めていない。求められているの
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