メモ3(今のこと、音楽、人間のこと)/由比良 倖
 
が世界を感じるとき、世界は存在する。感情の拡がりが、僕にとっての世界の拡がりそのものだ。

頭が良い、とは物事を抽象化する能力が高い、ということだそうだ。もしそうだとすれば、それが社会的に役に立つかどうかは二の次だと思う。例えば、たくさんの、自分にとって大事な本を分類し、綺麗に本棚に並べ直すこと。また、自分の持ち物や情報を、感情に従って、厳密に取捨選択すること。整理や取捨選択は、まさに物事を抽象化する作業だから、自分の持ち物をあちこちにほったらかしにせずに、自分にとって本当に大事なものを選び、それを大事にする(能力のある)人は、頭がいい、ということになる。社会や集団にとって有用なものを、膨大な
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