her bell/antenna103
 

煙草吸う君の姿はじめて見ました
あのころにはなかった煙たさが僕を燻る

笑わない君の姿はじめて見ました
あの頃にしかなかった優しさが色を抜いてる

枕の上明日が明日じゃないようで
目をつむってもうまく眠れない膝の下

残り物掻き集めて喉に流し込む

白い光があの娘をさらう
あの日の影も置き去りにして

残り香を想い集めて頬に流れ落ちる

そんなこんなで満足してる
青い春の日旋風舞う

白い光に飛び出して行く
跳ねる光に 褪せる光に
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