Scum Swamp/ホロウ・シカエルボク
 
るね、途中下車が一番多い路線なんだ、気付いたら俺一人なんてことも沢山あったよ、覚悟の無いやつほど意気込みばかり語るものさ、そんなやつ何人も見て来たよ、どんな本を読んでるとか、誰に心酔してるとか、そんな話さ、そうして喋りまくった挙句、自分自身だけが不在なことに気付いて、ふらっと居なくなっちまうんだ、熱病に浮かされてる期間にだけ書くことは簡単なことさ、俺だって勢いだけで沢山の分量を書いたよ、永遠に書けると思った、でもそういう時間は確実に終わるんだ、それは真実をぶつける時間じゃなくて、誰かへのかぶれとか、邪心とか、名誉欲とか、そうした余計なものを捨てるための時間なのさ、そうして一度空っぽになって初めて、
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