うまやで出逢えたミューズ/百富(ももとみ)
 
れいな無償の愛情をぼくのものへと置き換える。



 いくら、おかあさんからの猫かわいがりを粗末な言葉で傷つけられることがあっても、いつでも、ぼくは、はにゃーっていって、おかあさんとふたりで、ごろごろごろごろうたた寝することだろう。



 理由があって、二度と実家へとあしを踏みいることができぬような立場でも、ぼくは、おかあさんを地上のヴィーナスだと信じて疑わないっ。



 両腕のあるミロのヴィーナスが、ぼくのおかあさんなんだっ。おかあさんのことを傷つけられてしまうものかよ。



 哀しみ叶うことはないのです、誰だって、おかあさんにとってのいちばんであり
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