用意/スナ
ってぇのは
やっはり
契約みたいなもんですかね?
わたくし方面に、まもなく運行がまいります。
危険ですので
白線まで、お下がりください。
俺は、手首を見た
いつから時計をしなくなったんであろう
皮から映えて居る
小さい毛を数えながら
数えながら
わたし、で
笑った。
すると
西も板倉も未だにわからない
誰もがドッと笑った。
いや、笑ったように思えた
いや、笑って居るにちがいないと
さえ、思えてならないのだった。
用意されていた
或る椅子。
用意されていた
にも、かかわらず
或る誰かに座られている椅子。
その椅子に座っている誰かに
座る自分は、1から幾つまで
或るなのか
数えても、悪くはない
と、正面から
また、笑ってやるのだった。
「ええーっ
正面から
ご覧、頂きまして
も、同席という状態に
なんら
変わりはございません。」
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