クリスマスそばにいるよ/百富(ももとみ)
 


 冬は街路樹がすずめの木になる。裸の枝へとまるまるとしたすずめの群れが数珠繋ぎでとまっているのを毎回のお散歩で確認している。



 命からカスタネットの音が消えた。すーすーとした息のあとで、明日のクリスマスがそばにいることを確信するお眠りをする。



 なにもないくらいのしあわせ。ひとの声がとても遠い。ぼくのこころも遠くなる。お眠りする息をする。それだけのどうぶつ。

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