幸せの日々/秋葉竹
 
んて、知らない、と
ハハ、恨みなんて、知らない、と
ハハ、憎しみなんて、知らない、と

ま、あっかるい笑顔で
応えるけどね


遠い君の面影が
あの街の想い出を
かろやかに踊らせてくれたとしても
すべてを棄てると云い放った
君の横顔が
いまも目に焼きついてはなれないのさ


むかし
大好きだった歌のワンフレーズ

『も少し幸せに幸せになろうよ』

ね?
好き、ってさ
あのときのあの軽さあかるさが
ホント
『好き』だったんだよね

『幸せ』なんて
実は
一度も
知らなかったし

実は
ねぇ
今も
知んねぇよ







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