ちょっとそれは/
伊藤透雪
気が取られて
意識が私でない
珈琲の注ぐ湯の量、最後の量
、
空白から飛び出したら
不味いな
慌てる事が減って
苦い毎日がぽろぽろ
今日は何曜日、
今日は何日、
慌てる事のない日々に
今何時と尋ねるのは
あまりに酷いと気づく
戻る
編
削
Point
(0)