正しさ知らない誰もわるくない/百(ももと読みます)
ほしました。精神科慢性期病棟でのできごとなので、救急搬送されるまでに医療従事者からの応急手当があったのだとおもいます。
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ICUで二日後に目を覚ましたとき、ぼくは、まだ「いずみ」でした。病院の移動さきで実家へとおかえりし、すぐに体調を崩したのですが、その間に家庭裁判所宛てに書類を送附していたらしく、いまいち実感がない状態でした。
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それから、医科大学病院へと再入院となり、お手紙とお電話での何度目かのやりとりで、名の変更の許可がおりました。
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ぼくのいずみを救えたのか、定かでないのですが、忘れないことをできるのは、ぼくだけの責任なので彼女を倖せにするのです。
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生きることはしんどいです。誰もわるくないのに、自分というなぞの意識の生命体にとらわれています。オトウサンってお名前のひとも同様でした。
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ひとは変えられないので、しんどいひとのことは遠くの流星へとおまかせすることにしました。
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「誰も」なにもわるくないから、楽しく生きてまいりましょう。おはようございます。
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