たとえ食らい尽くしても満たされる事は無いだろう/ホロウ・シカエルボク
 
も済んだ、どこに進めばいいのか、何を求めればいいのか理解出来ていた、水は勝手に流れる、ある程度道が出来てしまえば必死になってその行方を追うことも無い、ゆっくりと大きくなっていったその流れは穏やかに流れている、俺は焦ることなくその側を歩いている、細く、激しい流れは見る側に強い印象を与えるのかもしれない、でもそんな流れには岩の形を変えることなど出来はしないんだ、水は流れる、いつまで続くのか?あるいはいつまで続ければいいのか?いつかはこんなことをすっぱりやめてしまう時が来るのかもしれない、でも俺には自分にそんな時が訪れるとは思えない、多分最期まで続くのだろう、俺は躍起になってこんなことを書き続けるのだろ
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