詩作三部作/
這 いずる
なりふり構わず汚れを押し付け
叫び、泣き喚き、
少しでも関心を持つものに縋り付いて
どうしてを繰り返し繰り返し叩きつけ
地に額をこすりつけ懇願しすすり泣き
救いを待つ
そんな自分が
ずっとずっと怖くて
泣きながらペンをとる
これは幸せではない
これは
痛みで
辛さで
私の血が広がっていく
私を私の
嘆き悲しみ苦しみのために
忘れ去られないように
私はずっとそうやってきた
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