土の中に種を見つけることからそれは始まる/ホロウ・シカエルボク
 
か生活の中で書くことをなるべく優先することにした、そうしないと終わらないんだ、果てしなく続く流れの中に居ると…今日の分を消化しておかなければならないと、そんな気持ちに急き立てられてしまうのさ、そうすると余った時間は存分に楽しめるようになる、その比重はどんどん増え続ける、どんなに水を飲んでも渇ききっていて、また次のグラスを手に取ってしまう、きっと生命そのものを消費しているんだ、その証拠の渇きなんだろうな、新たな一杯を飲み干して俺は笑う、随分と長くこんなことをやってるなって、おかしくなってしまうのさ。


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