ディズニーランド考/チアーヌ
は思う
のだ。
ただぶらぶらと歩いて、アイスを食べて、ピザを食べて、一日中油っこい食事をして、
夜のパレードを見る、それが異世界での正しい一日じゃないかとさえ思う。
元を取ろうなんて考えてはいけない。お金は湯水のように使わなければいけない。
それでこそ幻想は目の前に「現実に」出現するのである。
それには、頭の中の切り替えも必要である。
そして、この感じは、わたしは少し、「恋」と似ていると思う。
恋をしたいとき、美しい女性、または素敵な男性を前に、「元を取ろう」なんて考えるの
は実に貧乏臭い考えである。すべてを出すのがいい。お金だけに限らない。
恋は幻想に過ぎない。だからこそ「理
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