竹と朝顔(修正版)/
板谷みきょう
ると、
そこには、
紫色に咲くはずだった朝顔が、
――ちょっと恥ずかしげにうつむいて、
小さな、薄桃色の花をぽっと咲かせていたのです。
その色は、
竹が語った南の空の朝焼けのようにも、
朝顔の胸の奥で灯った小さな想いの色のようにも、
どこかほんのりと、優しく揺れていました。
※原作「竹と朝顔」を修正しました
https://po-m.com/forum/i_doc.php?did=364548
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