茜/秋葉竹
いろいろと
こころポカポカする部屋で
このまま「グダぁ」ってしてたい早朝
林檎食べ
これから一日頑張ると
希望を頬張り牛乳を飲む
地球にも
悪人にさえ優しいひと
みながら孤独に泣いた日もある
雪を切り
我欲を棄てるためだけの
助走は無しの君の疾走
ただ震え
嗚咽の響く夜の底
抱きしめあってひとつになろう
忙しい
なんていいわけにもできず
ガラス時計に年末をみる
連絡を
取れずに何年経つだろう
今年も終わる逢いたい雪国
その愛を
悲しい色だと感じたら
泣いてもよいよ茜染む街
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