3(ミ)/百(ももと読みます)
 
ことを知る。

 びっくりする。トマトもどこか、えへんっていう感じだ。



 光りの余韻を楽しんでいる。さきほど、おかあさんへとお電話をおかけした。

 味わい尽くせぬむねの傷みは、ぼくが自傷で得たものである可能性もある。意図せぬかたちでしばかれたあとでも食べるの、ぼくは平気でやっていた。

 まだ、オトウサンというひとについて、オトウサンという名前のかたなのだと思いこむことで、いまの自分から目を背けることもある。勧善懲悪など、どこにあるのだろうか。

 傷ついたことの後悔がいまの自分をゆっくりと殺め続ける限り、なす術もなくときはすぎ去る。

 たくさんの後悔がいい
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