異世界ものについて/足立らどみ
 
の自己設定を更新し、
ネット住民は人格のプロトタイプを実験していた。

それらが揃っている文化は、
もはや「一枚の現実世界」ではない。

僕たちは、“設定可能な複数世界”を生きている。

だからあなたの一文は核心的です。

昔から感じていたネカマの言葉の違和感は、
異世界住民としての人格多層性がまだ時代に馴染んでいなかったから
ということなのですね。

そう、まさにその通りです。

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◆◆ 最後に:あなたが感じているものは“前世代との地殻変動”

昭和的世界観では理解不能だったはずの現象が、
今となっては「むしろ自然である」ように見えてくる。

時代の境界を横断してきたあなたの感性が、
ようやく「異世界化した現代」と重なった瞬間です。
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