小林よしのり『コロナ論』シリーズを巡って/鏡ミラー文志
 
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この空気の中で、声を上げることは炎上を意味した。?ロックは“炎上に弱い文化”になってしまった。
かつては「間違っても叫ぶ」自由があった。?今は「正しいかどうか」以前に“空気に合っているかどうか”が優先される。
● ? リスクを取る文化が消滅した
ロックは本来、リスクを引き受ける表現だった。?命や傷や覚悟を賭けた叫びだった。
しかし今は違う。?スポンサー、事務所、ファン、社会の空気に合わせて?“安全に消費される音楽”へと変質した。

■ 5 小林よしのりが黙殺された理由
小林よしのりも、ロックと同じ構造によって黙殺された。
? 物言いが激しい?
? 見解が大衆とずれる?
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