通学路/
馬後の竹の子
鳥を数人の子供が囲んで踊っていた
よく見ると鳥は既に息絶えている
寿命か天敵に襲われたか あるいは
次第に子供たちは宙に浮き始めた
頭の輪っかは見覚えのある天使の挿絵そのままだった
もう飛べない鳥は天使にやさしく運ばれて
肉体だけが次の芽吹きをじっと待つことになった
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