/エヴァル−ジュ
 
・・・・くるところまで来ちゃったんだろうな

懐から小銭入れを出して、

今日のパンを買うかわりに

ついに切符を買う日が訪れたのかもしれない.と



気持ちが揺れる

揺れるままに足はマーケットを過ぎて駅へ向かっていた
私には残してしまうお産し面影がある。

ただそれだけが     ただそれだけのものでなく


意味・その全てだったと

自分の命を改めてみる    こういう時の涙を

許してくれる温もりが欲しい


残念と    その残念ゆえに生まれた望みは

どこにもいくあてはなく   私はこれから本当に


本当に泡沫となっても良い・と
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