らぶれたぁあ(改訂)/ひだかたけし
魂の残響名残に依り生きて居る私たち、
何時になったら自ら響きを呼び起こすのか
「苦しみは私にとって一つの福音です」と
言い残し立ち去ってしまったアナタ 、
もういいだろう今一度再び出ておいでよ
この世に未だ生きて居るのなら
もう一度だけでも
魂の残響の深み抉って火を点けて欲しいから
彼女も彼も私も生かされ生きて
今この瞬間に気付く 思考想いと云うもの、
肉身の実感を超えるイキモノなんだと
遥か過去から入射し続ける精神の木霊を自らの未来へと活かせば 、
澄み渡る歓びの福音
今、魂への私なるものへの強烈な飢餓担い響き入り
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