やさしい円環/
秋葉竹
えてしまえる君の
じぶんを守る新しい熱を手に入れる呼吸が
更に君を孤独にするのか
僕はふたりでひとつの円環になり
君の孤独の悲しみを癒してあげたいと想う
けれど
まいにちの
すこし濁った空気を吸い込む時間が
君の鮮やかな心をひどく萎れさせるけれど
僕はふたりでひとつの円環になる夢と
そして
やさしい風のように
君のページをめくりつづけたいと想う
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