五行歌、夕を前にしベランダから/ひだかたけし
 
白鷺の伸びやか宙空滑走し
冠雪耀く富士の遥かな地平
見えるもの追い逃さず
眼差す視界の眩めきゆらら

見えないものすら今、見えるものと

戻る   Point(7)