さんらー は/AB(なかほど)
 
 あしたのこともかんがえてなかったけど
 こうやって
 ほしみながら
 つきみながら
 しんでいくのって
 かっこいい って
 おもわないか
 かっこいいんじゃないかなあ って
 そしたらさ
 からだじゅうが ふわーって
 とけるみたいだったさ



 あさになって
 いぬがほえて
 おらっちはまだないていたかな
 おとなごろくにん
 おらっちのからだをひきあげた
 おかあ は 
 いつまでも
 こどもじゃないよっ て
 おらっちをなんかいもぶったけど
 もういたくないからねえ
 ぜんぜん
 ぜんぜんいたくないよ


 さんらー は さんらー
[次のページ]
戻る   Point(14)