さんらー は/AB(なかほど)
あしたのこともかんがえてなかったけど
こうやって
ほしみながら
つきみながら
しんでいくのって
かっこいい って
おもわないか
かっこいいんじゃないかなあ って
そしたらさ
からだじゅうが ふわーって
とけるみたいだったさ
あさになって
いぬがほえて
おらっちはまだないていたかな
おとなごろくにん
おらっちのからだをひきあげた
おかあ は
いつまでも
こどもじゃないよっ て
おらっちをなんかいもぶったけど
もういたくないからねえ
ぜんぜん
ぜんぜんいたくないよ
さんらー は さんらー
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