少女とそして もっぷ/
エヴァル−ジュ
る私が歌う
どんな歌を?
いつ覚えたの?
宇宙
生まれたばかりの九月はとても静かで穏やかで
風は凪ぎ 梢に寛ぎ
秋の願いがその隣で翼を休め
あるいは風はまた立ち
願いなら 早熟の実を選び定めては安堵して
どこかへと帰り、 持ち帰る
木ノ実を見立てていた方の、
せっかくの収穫に見当違いがあったとして
風も 傷心のっはずの願いも「今日も無事に帰りました』と
私に必ず手紙をくれる たどたどしい てにをは で
それが私の九月
戻る
編
削
Point
(2)