be here now/ホロウ・シカエルボク
でもある意味でそんな光景、行為にはひとつ、俺にとって理想的な詩作であるという側面が確かにあるよ、肉を掻っ捌いて血液も込みで白日の下に曝す、俺が人生を賭けてやろうとしているのはまさにそういうことなんだ、もちろん、ある意味でということだけどね、こんなこと、ずっと俺の詩を読んでいる連中にはわざわざ話すようなことでもないだろう、やつらはきっとそれを知っているはずさ、言葉に出来るかどうかという部分は別にしてね、それに似たものをきっと感じ取っているはずさ、血飛沫を浴びるという概念は詩人にとってはきっとエクスタシーみたいなものなんだよ、そう、俺は個理屈なんか垂れる気は無い、表現とは快感原則だ、だからこそ貪欲にな
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