全行引用による自伝詩。 07/田中宏輔2
まち、空中には四六時中、馬鹿なおしゃべり鳥どもがいっぱいいることに気づくのだった。
(ダグラス・アダムス『宇宙クリケット大戦争』エピローグ、風見 潤訳)
いわゆる模範的なもの、賞讃に値すると認められているものが、この世にいかに益をもたらさないかということ、いや、むしろ害があるといっていいくらいだということについて、いずれそのうちだれかが一冊の本を書く必要があると思う。
(ノサック『弟』2、中野孝次訳)
『こんなことをしたってなんにもなりはしない』のである。
(ノサック『弟』2、中野孝次訳)
まるでそんなことは一度も存在しなかったみたいに。
(ノサック『弟』2、中野孝次訳
[次のページ]
戻る 編 削 Point(10)