カケスすなぜ、泣かないの  蒼風薫/エヴァル−ジュ
 
ら?

淡々と  温かった

2歳の日々の私の語彙よ

爾来

夕日は語ってくれる

今日の叙情をあますところなく

そっと朗らかに
  やがてしんみりと

燃えながら終わりながらやがて本当に  死ぬ  まで

自らの何すら惜しむことなく

この町の誰に向かってでもなしに
けれど『私に』と  独りにひとときの夢のような

足を止めてため息とともに見送る

待つ人のない私に

そして残されて  覚える靴の重さ






















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