現代詩フォーラムに書く詩人達に捧ぐ「ジャララ」/tonpekep
 
ジャララ
6月の弾力はぼくらを弾ませる水力が
そこらじゅうで揮発する
近すぎる誤解を向日葵の種の側に埋めたりする

ジャララ
太陽の方角を追い続けていくことも
ぼくらには必要なことかもしれない
愚痴のない詩を書く勇気あるのか

ジャララ たぶんね ないね
20世紀も21世紀の初めもきっと
言い訳の文明なんだと
空にも海にも一つの波にさえ
言い訳をする文明 ジャララ

現代詩フォーラムに書く詩人たちへ
詩を毎日書く勇気持っているのかい
ぼくはないね
きっとないね
ふふふんって酒飲んで司馬遼太郎を読んでいる

生活があるから
責任があるから
一人では生きていけません
結婚して別れたらきっと理解できる証明問題です

詩はそんなにかっこいいもんじゃあないと思う
かっこいい詩なんて必要ないんだ
取り敢えずさあ
かっこいい詩を書く必要ないと思うよ
たぶんね ジャララ

ぼくは今だから打ち明けるけど
マジンガーZの光子力ビームに集う
昆虫たちの死んでいく夢を見たんだ
もう随分と昔の夢だけどね
ジャララって 音したんだ
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