またたく聖域   蒼風薫/梅昆布茶2
 
した

それだけ伝え絵欲しい

優しかった人たちに

時に部屋を訪れてくれた花たちに

いつもクグクエオ歌ってくれた命と人知に カンズメの缶に

内定な言ったら嘘になるいま

本当は

迷ってるとても迷ってる

こんなに泣いてる

自分のためなんかじゃないよ

もちろん、自分のためなんかじゃないよ  生きる



心はどこにあるのだろう
心は海に暑のだろう

今朝の静かな潮では

私が時を遡り

大人の靴を履いたまま

探しているのは子守唄

すでに無数のお魚は
シャンパン色の夢の中


けれども一人の私は
六つの日々
[次のページ]
戻る   Point(7)