またたく聖域 蒼風薫/梅昆布茶2
した
それだけ伝え絵欲しい
優しかった人たちに
時に部屋を訪れてくれた花たちに
いつもクグクエオ歌ってくれた命と人知に カンズメの缶に
内定な言ったら嘘になるいま
本当は
迷ってるとても迷ってる
こんなに泣いてる
自分のためなんかじゃないよ
もちろん、自分のためなんかじゃないよ 生きる
心はどこにあるのだろう
心は海に暑のだろう
今朝の静かな潮では
私が時を遡り
大人の靴を履いたまま
探しているのは子守唄
すでに無数のお魚は
シャンパン色の夢の中
けれども一人の私は
六つの日々
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