夢想/
りつ
現実は
私を疲れさせる
作り笑いを引っ込めて
素に戻る
良く喋るひとは嫌いだ
一緒にいるなら
沈黙が心地好いひとがいい
気がつけば
夢想して微笑んでる私は
此処に存在してない
いつでもこころは翔ている
ひとり遊びの贅沢を
存分に楽しみたい
書きたい詩の断片を
踊らせているとき
台所のシンクに水が跳ねて
ビクリと我に返る
詩が壊れてしまったよ、
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