綺麗な色/
梅昆布茶2
紛れもなく少女の声がした。
樹も風もそして月までもが一瞬沈黙した。
この十二月に私は命日を2つ抱えているの。とても寂しくて。
少女はどこ絵ともなくことばを置いた
12年後の私が今、町のビ泣いているおルの1室の孤独の中で泣いているの
24年後の私は今、練炭を持ってそして玄関の鍵を確かめたところ。
近所の駐車場に。車のドアを開けて乗り込んでドアを。
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