廃屋   蒼風薫/梅昆布茶2
 
階段を登りきるともう

下りの螺旋階段

今度はどんな命をいただくのだろう けれど

本当は本当を言って良いのなら


永遠の量両翼が望みです

もしもその価値が私にないのなら

神様真夜中の孤独を抱きしめてください

青空の下で私と手を繋いでください

そして

私からことばを奪ってください  十一月五日未明


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