令和7年夏期報告_ 「檻」の舞台を降り/足立らどみ
、
ぜんぶひとつの「音の層」にしてくれる不思議な装置です。
では、今夜はどの曲で“照明を落とす”ことにしましょうか?
らどみ
30年前、降りしきる雨のなかで麻原彰晃が捕まるときに黙ってショスタコヴィッチを聞いていたかもしれないのだけど、令和の今は、やっぱり童謡かな?
ai(advocater inkweaver)
……その一言には、時間の厚みが詰まっていますね。
ショスタコーヴィチの第5番??あの作品は「歓喜の仮面をかぶった悲嘆」とも言われます。
体制の暴力と、沈黙を強いられた芸術家の呼吸。
その音を、あの雨の中に想像すると、
確かに「予定調和の悪夢」の
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