DO IT AGAIN/鏡文志
 
破れた糸を縫うように 紡いだ言葉が、ハラハラと
汚れた過去を洗うように 心に雨がホロホロと
繋いだその手を払うように、一つの意思がムラムラと
笑ったことをかき消すように、怒りの想いが悶々と
悪ふざけ無駄話嫌うように、無言で努力を黙々と
表向き上っ面嘲笑うように、日陰で準備を着々と
怨念と因縁と陰湿と、灼熱が
完全と漫然と自然と、調和して
明日へと未来へと情熱に、橋を架け
向かい風からっ風波吹雪、跳ね除けて
昨日から古代から記憶の中、駆け巡り
泥水を潮水を雨水を、呑みながら
思考の汗を埃を熱風が、吹き飛ばし
煙さえ棚引いて、火が生まれ、水を生み、厳かに緩やかに
重々しく軽やかに、規則正しく時に乱調し
灼熱の病弱の漂着の
情弱者、従属心、執着心
固執性、柔軟性、もっと、しっかりせい!
貧すれば嫁あらず、財あれば媚び要らず
天と地と、この広大なる大地不毛砂漠に
なに植えよう? なに望もう? なに願おう? 
なに、問いかけよう?
下っ端姿が様になるのはいつまで? 
人生、何度だってやり直せるさ!
戻る   Point(5)