九月の決壊/
唐草フウ
。。。。
・・・・・
!!!
・・・・ ・・・・・・
向こう岸に見えるのは
罪作りな声の吹雪く 高層ビル街
汗などかかない人たちが
知ってか知らずか
また愛ということばを言い訳にしている
堤防にある一本の外灯は
切れかけている
ブルーライトを持ち寄った 蛍たちは
もう充電がなかった
闇の招く手のひらに惹かれて
夢中で静かに決壊を 待っている
(もうわたしを ・・・・・・)
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