秋口、〈真なる私〉の理解に向け/
ひだかたけし
ありながらも
自らに宿り力動する〈他なる在る〉と
直観するに 昨夜尚も更に光輝の蠢くを 、
この渦中ガサゴソ変容し続ける意識の
奥の奥処、宏大な大地のパノラマ拡がり観て
この朝、
脳脊髄神経組織を器とする意識の私を
更に包括する新たなる意識を予感しつつ
アパートの北向き戸口を開けば ふっと包み込む涼風、
仰ぎ見る濃くなる青の天空の許 到来した秋口に立つ。
*例えば、「叡智は光の中にある」。
戻る
編
削
Point
(4)