批評。/りつ
 
最初にマトモに詩を批評してもらった時のコメントを、
今でも覚えている。

『極太マジックで書いた痛々しさがある』

最初は、
「へ?ムカッ。何処が極太マジックじゃい!」
と、腹が立った。
だけど、気になって仕方なかった。

すっごい考えた。

「じゃあ、極太マジックに見えないように書こう」

と思った。


で、産まれたのが“レモン”の書き方だ。

今になって、意味がはっきり解る。
繊細さが足りないのだ(笑)。

絵でも、書でも、そう。
悪目立ちする。

ダイナミックで、紙から飛び出してくるような、
迫力がある。

が、致命傷に繊細さが足りない。

自分の性格的にも
「あ〜」
と納得できる部分がある。

その欠点を、どう誤魔化すかを試行錯誤しなければ、私はここには居なかった。

出会いに感謝します。
ありがとう。
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