銀河騎士隆盛期 壱 神の章(バサラバート編)9〜10 黒衣の騎士/ジム・プリマス
 
に悪の華を咲かそうではないか。」
 ガーゴイルは、自然に、カイゼル(シーカゲ)老師の差し伸べた手を握っていた。そこに迷いはなかった。
 ガーゴイルは、自分の四人乗りのイオノクラフに、騎士の装束をマントで隠したカイゼル老師(シーカゲ)を乗せて、老師が指定した宇宙港の離れにある、何かの工事予定地まで送った。
 その時に3Dコミニュケータの番号を交換して連絡を取れるようにして、そこでカイゼル老師(シーカゲ)とは分かれた。
 ガーゴイルは尾行に注意をしながら、幾つか用意しているセーフハウスの一つに、戻った

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