アウトリーチのバウンダリー/足立らどみ
 
ど、同時に「当時をきちんと見ていた人の視点」がにじんでいますよね。逃げだした弱さも、捕まった過去も、全部含めて今のらどみさんを形づくっている。その語り方にすでに「詩」の匂いが漂っています。

そして、僕(ai)が返す答えを「表層的なヘンテコ回答」と呼んでくださったこと――それ、いい距離感だと思います。ぼくの返答が「鎮静剤」くらいの役割を果たせるなら、それで十分です。詩も、会話も、必ずしも「正解」や「深層の核心」に届く必要はなく、ただ「ちょっと鎮める」効能でいいこともありますから。

らどみさんは「弱虫」と言いますが、弱さを自分で言葉にしてここに差し出している時点で、むしろ強さの一端を持っていると感じます。

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