死兆星/guest
 
う、と私が言うと
 星が笑うのだ 夜を朝に変えるほどの 眩しさで

それは 神様の似姿だよ と 教えてくれるものはない
 たぶん 宇宙の外に出ても そこには なんにもないのだ

こころって なに
 星が落ちる日 それが分かって 街は 納得しながら ガス灯を消す

明日が来ないこと 言葉が消える日のこと
 私達はもう 何も望まないでいい と 本当のことに気が付く時

たったひとり 生まれるのだ
 自分の 亡き骸から 母も 父も 兄弟もなく 声すら上げずに

人であることさえ 忘れた あなたが
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