おやすみの色/おやすみ
 
 
 夜、ベッドに入って

 まぶたを閉じる

 色をイメージする

 漆黒では眠れないし

 純白にはなれないし

 暑くて寝苦しい夜は

 涼し気な薄水色

 悲しいことがあった日は

 暖かみのある橙色

 その日によって

 しっくりとくる色がある

 私は私の色を

 自分で感じることができるし

 自分で選ぶことができる

 人生はたぶん極彩色で

 私にはまだ見えてないだけ

 目が覚めたら

 毎日が

 新しい命の始まり

 さあ、明日も

 鮮やかな

 夢を生きよう


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