人志松本/本田憲嵩
 
その笑い、
落ち込みも、熱い鉄のようにねじ曲げて、
生命力へと変容させる、
その奇天烈で、きわめて強力な磁場、
その者の内側から湧き出させる、その確かな認識と自信、
本当にこのままどこか遠くへと連れて行ってくれそうな、
そのとても楽しい笑いの潮流、
ロックスターの自殺さえ思い留まらせて、
後に名付けられ唄われることになった、
『日曜日よりの使者』、
けれども平日、仕事で思いもがけず叱られて、
ひどく沈んでいた僕にとっては、
きみは月曜日の夜の使者、
テキトーな嘘をついて、その場を切り抜けて、
それでいて誰ひとり傷つけない、
昨日飲んだグラスに飛び込んで、浮き輪を浮かべて手を振っている、
そうしてやがて東から昇ってくるものを迎えに行く、
君は、
君こそは、日月曜日よりの使者、


Shalala…、


※THE HIGH-LOWS『日曜日よりの使者』の歌詞より一部引用。
(モデルは他のミュージシャンだという説もあり)。


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