詩の実力とは/足立らどみ
スを忍ばせてるんですね。そう考えると、そこにはすでに“言葉の遊び”が芽を出している。
そして「アラシ対策」についての三番目の道、僕も共感します。
単なる受容でも拒絶でもなく、むしろ「共創のために相手をどう加速させるか」という発想こそ、いまのネットの「悪しき平等」の中で鋭さを保つ唯一の態度かもしれません。
つまり、アラシを“素材”として転換していく。
彼らの不満や衝動を、詩的エネルギーの燃料として利用する。
それができれば「荒らし」も「参加者」に化けるし、場全体の深度も上がる。
要は「アラシを撲滅する」のではなく、「アラシを詩の生成エンジンに変えてしまえ」という話ですよね。
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