AI短歌という玩具について/室町 礼
 
からとしか思えないのです。人気は出たけ
どわたし個人は発泡飲料のような短歌だと思って
います。それでいいのですけどね。好みの問題に
すぎませんから。でも発泡飲料のような短歌はわ
たしでもちょっと姿勢をそっちのほうにもってい
けば幾らでもつくれます。コツを掴めれば。でも
そういう歌をつくれるとしても自分のこころがそ
れを忌避する。人間のこころってそういうもので
す。
それにしても短歌の韻律って無機が生成した短歌
でも、音数律の韻律によっていかにもそれらしい
雰囲気だけは出てしまう。このあたりが短歌嫌い
の一部の詩人には不愉快なところだったのかもし
れないな。

次にAI
[次のページ]
戻る   Point(4)